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「共和国」フランスと私-日仏の戦後デモクラシーをふり返る
樋口陽一

9784806805526 0030
46判上製 202頁頁 1800円

ジャーナリズムなんかが、良きに付け悪しきに付け「国家主義の行き過ぎは良くない」という場合の「国家」というのは、実は本当は国家じゃなくて、国家そのものはどんどん手を引いていっていて、国家の代わりに出てきているのは民族なのだと思います。教育現場で先生方が大変苦労していらっしゃるらしい。卒業式の時期も間近ですが、日の丸・君が代問題のいろいろなことで実際に苦労なさっている方々から見聞しても、国家の名前でそういうものが強制されてはいても、実は国家じゃない。国家だったら日本民族でない人もたくさんいるわけですから、そういう人たちも含めて日本国家というものへの理解と敬意を持たせるような教育がなくちゃいけないのですが、国家ではなく民族がいわば剥き出しの形で押し出されてきているのではないのか。(本書より)

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